コース制について

本学科の対象とする領域は大変広く、全部を学ぶには４年間では足りません。そこで、学部ではエレクトロニクスと情報科学のどちらかに重きを置いて学んでもらいます。どちらを選ぶかは大学入学時には決めていなくても結構です。2年生になるときに，以下の電気電子コースと情報科学コースのいずれかを選びます(注1)。さらに，専門性が強く現われる４年次の卒業研究配属では，コースによる違いなくどの研究室に進むことも可能です(注2)。自分の興味・適性が分からず大学に入ってからよく考えたい人のために，電気電子コースと情報科学コース両方の基礎となる科目と，教員がオムニバスで最先端の研究内容を紹介する科目を1年次に開講しています。

電気電子コース

電気電子コースにおいては、専門分野を大きく3つに分け、電子デバイス、計測制御エネルギー、情報通信システムの3大分野が、多様化する現代社会のニーズをカバーしているので、基礎をしっかりと身につけた上で、広範囲の最先端の知識を学ぶことができます。また、産官学連携の共同研究の拠点として数多くの研究成果を生み出している高度人材育成センターを利用して自由な発想を活かした研究開発を行うことや、企業からの客員教授のもとで研究を行うこともできます。

情報科学コース

情報科学コースにおいては、プログラミングや情報科学の数理的基礎に加え、しっかりと考える力を身につけた上で、ソフトウェア、ハードウェア、コンピュータネットワーク、知識処理に関する最先端の知識を学ぶことができます。あらゆる機器にコンピュータが組み込まれている今日、情報理工学の基礎・基盤の深い理解こそが、最先端の技術者・研究者であり続けられる秘訣です。そのような基礎を私たちと一緒に極め、豊かで安心・安全な社会をともに創造しませんか。

(注1) コース分けの基準 1年生が終わった時に希望調査を行い，定員内で希望に添うコースを選択できます。希望が偏った場合には，1年生の成績をもとにコース分けを行います。

(注2) 配属研究室について どちらのコースに進んだかよって，4年生になって卒業研究で入れる研究室に制約はありません。多くの研究室で、それぞれが学んだものを基礎とした研究テーマが用意されています。ただし，研究室によっては，それまでに履修しておくと望ましい科目などを指定するところがあります。早めにどのような研究室に進むかを考えて，履修計画を立てておく必要があります。